「都市ガスって自由化されているの?」「どの会社に切り替えればお得になるの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では都市ガス自由化の仕組みからおすすめ会社7選、切り替え手順や注意点まで丁寧に解説します。
2017年4月から都市ガスの小売全面自由化がスタートし、消費者はガス会社を自由に選べるようになりました。しかし「どこが本当にお得なのか」「切り替えは面倒ではないか」と迷っている方も多いのが実情です。本記事を読めば、自分に合ったガス会社を選ぶための判断軸が明確になります。
この記事でわかること
- 都市ガス自由化の仕組みと選べる会社の種類
- 2026年現在のおすすめガス会社7社の特徴・料金プラン
- 失敗しない会社選びのポイントと注意点
- スムーズに切り替える手順(工事不要で簡単)
都市ガス自由化とは?仕組みをわかりやすく解説
都市ガスの自由化とは、2017年4月に実施された制度改正により、一般家庭でも都市ガスの供給会社を自由に選べるようになったことを指します。それ以前は、地域ごとに東京ガス・大阪ガス・東邦ガスなどの大手ガス会社が独占的にガスを供給していました。
自由化後は、新電力会社・石油会社・通信会社など、さまざまな事業者が都市ガスの小売に参入しています。競争が生まれることで、消費者にとってはより安い料金プランや付加価値の高いサービスを選べるメリットがあります。
都市ガス自由化の主なメリット
- 料金プランの選択肢が増え、現在より安くなる可能性がある
- 電気とガスのセット割引を利用できる
- ポイント還元や独自サービスを受けられる
- 新しい会社への切り替えに工事は不要(手続きのみ)
都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い
都市ガスとプロパンガスは別物です。お住まいがどちらかによって、切り替えできる会社が異なります。
| 項目 | 都市ガス | プロパンガス(LPガス) |
|---|---|---|
| 供給方法 | 地下のパイプライン | ボンベで配達 |
| 自由化 | 2017年4月から全面自由化 | もともと自由競争 |
| 料金水準 | 比較的安い | 都市ガスより高めの傾向 |
| 対応エリア | 都市部中心 | 全国(都市ガス未整備地域含む) |
本記事では都市ガス(パイプラインで供給されるガス)の自由化に絞って解説します。プロパンガス利用の方はご注意ください。
都市ガス自由化おすすめ会社7選【2026年最新】
以下では、料金の安さ・サービスの充実度・エリアの広さなどを総合的に評価し、おすすめのガス会社を7社ご紹介します。料金プランは変動する可能性があるため、必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
第1位:東京ガス(大手・安心の定番)
対応エリア:関東全域
東京ガスは関東エリアにおける最大手ガス会社です。自由化後も引き続き安定したサービスを提供しており、「ずっとも電気」とのセット割引を利用することで電気代とガス代の両方を抑えられる可能性があります。
- 主なプラン:一般料金、ガスセレクト、暖かいWプランなど
- 割引・特典:電気とのセット割、ファミリー割引、各種キャンペーン
- サポート体制:24時間365日のガス漏れ対応、設備の点検サービス
- 注意点:関東エリア以外では利用不可
第2位:大阪ガス(関西エリアの最大手)
対応エリア:近畿・中部の一部
大阪ガスは関西エリアを中心に展開する大手ガス会社。「ガスと電気のセット割引」や「ファミとく」などの割引サービスが充実しています。長年の実績に裏打ちされた信頼性が強みです。
- 主なプラン:一般料金、スマートバリュー、暖Pro(温水床暖房プラン)など
- 割引・特典:電気セット割、家族人数に応じた割引制度
- サポート体制:24時間対応の緊急連絡先、定期点検サービス
- 注意点:対応エリアが関西・中部の一部に限られる
第3位:東邦ガス(東海エリアの主要ガス会社)
対応エリア:愛知・岐阜・三重の一部
東海地方を中心に展開する東邦ガス。地域密着型のサービスと安定した供給体制が特長です。電気とのセット割引「とくとくプラン」も提供しており、光熱費をまとめて管理したい方に向いています。
- 主なプラン:一般料金、とくとくプランなど
- 割引・特典:電気セット割、床暖房プランなど用途別プラン
- サポート体制:緊急対応・定期保安点検あり
- 注意点:東海エリア以外は対応外
第4位:auでんき(ガス)/auエネルギー&ライフ
対応エリア:東京ガス・関西電力エリア等
KDDIグループが提供するガスサービス。auユーザーならスマホ・電気・ガスのまとめ割引でPontaポイントが貯まりやすいのが大きな特長です。
- 主な特典:Pontaポイント還元、au・UQスマートフォンとのセット割
- 向いている人:auやUQモバイルユーザーで光熱費をまとめたい方
- 注意点:ガス料金の単価は元の大手ガス会社とほぼ同水準の場合も。ポイント還元が主なメリット
第5位:ENEOSガス
対応エリア:東京ガス・東邦ガスエリア等
石油元売り大手ENEOSが提供するガスサービス。ENEOSカード会員ならTポイント(Vポイント)の還元を受けられます。電気とのセット契約でさらにお得になるプランも展開中です。
- 主な特典:ガソリン代とまとめてポイント管理が可能
- 向いている人:ENEOSで給油する機会が多い方、車を所有している家庭
- 注意点:対応エリアや料金は随時変更される可能性あり
第6位:Looopでんき(ガス)
対応エリア:東京ガスエリア等(一部地域)
再生可能エネルギーを積極的に活用する新電力・Looopが提供するガスサービス。シンプルな料金体系と環境への配慮が特長で、電気とのセット利用で割引が適用されます。
- 主な特典:電気とのセット割、環境価値への貢献
- 向いている人:環境意識が高い方、わかりやすい料金を求める方
- 注意点:サービスエリアが一部に限られる。最新情報は公式サイトで確認が必要
第7位:東京電力エナジーパートナー(でんき&ガス)
対応エリア:東京ガスエリア
電力最大手の東京電力グループが提供するガスサービス。電気とガスをセットにすることで「スタンダードS+ガス」などのまとめ割引を受けられます。大手の安心感とまとめ管理の利便性が魅力です。
- 主な特典:電気とのセット割引、Pontaポイント連携
- 向いている人:東京電力で電気を契約しており、まとめて管理したい方
- 注意点:関東エリア外は対応外
ガス会社を選ぶときの4つのポイント
数多くのガス会社の中から最適な会社を選ぶには、以下の4つのポイントを確認しましょう。
①居住エリアに対応しているか
都市ガスの新規参入事業者は、すべてのエリアに対応しているわけではありません。まず自分が住む地域で利用できるかどうかを確認することが最優先です。各社の公式サイトで郵便番号を入力するだけで確認できる場合がほとんどです。
②料金プランの内訳を比較する
ガス料金は「基本料金+従量料金(使用量×単価)」で構成されています。単純に「どこが安いか」だけでなく、自分の月間使用量に当てはめてシミュレーションすることが大切です。夏は使用量が少なく、冬は多くなる傾向があるため、年間トータルで比較するのがおすすめです。
料金比較のコツ:月のガス使用量の目安は一般家庭で約10〜30㎥程度です。各社の公式サイトや料金シミュレーターに実際の使用量を入力して比較してみましょう。
③電気・通信などとのセット割引を活用する
電気とガスを同じ会社にまとめると、毎月数百円〜の割引が受けられるケースがあります。さらにスマートフォン(携帯電話)とのセット割引を展開している会社もあり、生活インフラをまとめることで管理が楽になります。ただし、セット割引の適用条件や割引額は各社・各プランによって異なります。
④サポート体制・安全性を確認する
ガスは安全性が最優先です。緊急時の対応(ガス漏れ・臭いがしたとき)が24時間365日対応しているか、定期的な点検サービスがあるかどうかを確認しましょう。新規参入事業者でも、既存の大手ガス会社のインフラ(パイプライン)を利用するため、ガスの品質や安全性は変わりません。ただしトラブル対応の窓口は会社によって異なります。
都市ガスの切り替え手順【工事不要で簡単】
「切り替えに工事や立ち合いが必要では?」と不安に思う方もいますが、基本的に書類手続きのみで完了します(一部例外あり)。
STEP1:現在のガス会社・使用量を確認する
現在の検針票や領収書を手元に用意してください。ガス会社名・お客様番号・月々の使用量がわかると、乗り換え後の料金比較に役立ちます。
STEP2:希望するガス会社の公式サイトで申し込む
乗り換えたい会社の公式サイトにアクセスし、必要事項を入力して申し込みます。手続きはオンラインで完結するケースがほとんどです。
STEP3:切り替え完了の通知を受け取る
申し込み後、新しいガス会社から切り替え完了の連絡が届きます。期間の目安は申し込みから1〜2か月程度が一般的です(時期や事業者によって異なります)。
STEP4:新しいガス会社との契約開始
切り替えが完了すると、自動的に新しい会社からの請求に切り替わります。ガスメーターの交換やガス管の工事は不要なケースがほとんどです(スマートメーターへの交換が必要な場合は別途対応)。
切り替え時の注意点
- 集合住宅(マンション・アパート)の場合、建物の契約形態によっては個別の乗り換えができないケースがある。事前に管理会社・大家に確認を。
- 現在の契約に解約手数料(違約金)が設定されている場合がある。契約書を必ず確認する。
- キャンペーン期間中の申し込みで特典が付く場合があるが、条件を必ず読む。
- 料金プランは変動する可能性があるため、切り替え前に最新の公式情報を確認すること。
- 新しいガス会社のサービス終了・撤退などのリスクもゼロではない。信頼できる事業者を選ぶことが大切。
都市ガス会社を比較できるサービスを活用しよう
各社を個別に比較するのが面倒な方には、ガス会社一括比較サイトを活用するのが便利です。郵便番号と使用量を入力するだけで、対応エリアの複数社をまとめて比較できます。
主な比較サービスとしては、経済産業省が提供する「電力・ガス比較サイト(スイッチングサポート)」があります。政府が提供する中立的な情報として参考にしやすいでしょう。また、民間の比較サイトも多数存在しますが、掲載情報の鮮度や中立性は各サイトによって異なります。複数のサイトを参照しながら判断することをおすすめします。
比較サイトを使う際のポイント
- 郵便番号・月間使用量(㎥)・現在の料金を手元に用意する
- 複数社の年間見積もり金額を比較する
- 割引条件やキャンペーンの適用条件も確認する
- 最終的には各社の公式サイトで最新情報を必ず確認する
よくある質問(FAQ)
Q. ガス会社を変えても、ガスの品質は変わらない?
A. 変わりません。新規参入事業者も既存の大手ガス会社が所有するパイプラインを利用してガスを供給するため、ガスの品質・安全性は変わりません。変わるのは料金プランや付帯サービス・問い合わせ窓口です。
Q. 元のガス会社に戻すことはできる?
A. 基本的には可能です。ただし、元の会社に戻す際には再度手続きが必要で、時間がかかる場合があります。また、乗り換え時の違約金の有無は契約内容によって異なります。
Q. プロパンガスでも乗り換えられる?
A. 都市ガスの自由化の話とは別で、プロパンガス(LPガス)はもともと自由競争です。プロパンガス事業者の変更は可能ですが、ガスメーターや配管の撤去・新設工事が必要な場合があり、都市ガスへの切り替えよりも手続きが複雑です。
Q. 集合住宅でも切り替えできる?
A. マンション・アパートなど集合住宅の場合、建物全体で一括契約されているケースがあり、個別の切り替えができないことがあります。まず管理会社や大家さんに確認しましょう。
Q. ガス代はどのくらい節約できる?
A. 節約効果は使用量・エリア・プランによって大きく異なります。一概に「必ずいくら安くなる」とは言えません。セット割引やポイント還元を含めると、年間数千円程度の差が出るケースもあります。まずは各社のシミュレーターで試算してみることをおすすめします。
まとめ:都市ガス自由化を賢く活用しよう
都市ガスの自由化により、消費者は料金や付帯サービスを比較しながらガス会社を選べるようになりました。大手ガス会社の安心感を重視するか、セット割引でポイントを貯めるか、シンプルな料金体系を求めるか——選ぶ基準は人それぞれです。
大切なのは「自分の使用量・エリア・生活スタイルに合った会社を選ぶこと」です。比較サイトや各社の公式シミュレーターを活用しながら、じっくりと検討してみてください。
ガス会社選びのまとめチェックリスト
- ✅ 自分のエリアに対応しているか確認した
- ✅ 月間使用量をもとに年間料金をシミュレーションした
- ✅ 電気・スマホとのセット割引を確認した
- ✅ 緊急対応・サポート体制を確認した
- ✅ 現在の契約の解約条件(違約金等)を確認した
- ✅ 最新の公式情報を確認した
光熱費の見直しは、毎月の家計に長期的に影響します。この記事が、あなたにとって最適なガス会社を選ぶ参考になれば幸いです。
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本記事に記載の料金プラン・サービス内容・対応エリアは、2026年4月時点の情報をもとに作成しています。各社の料金プランは市場環境や原料費の変動等により予告なく変更される場合があります。申し込みの際は必ず各社の公式サイトにて最新情報をご確認ください。本記事はアフィリエイト広告を含みます。


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